いくつわかる?トマト系パスタソースの種類と特徴|似たレシピの違い解説付き

レシピ
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毎日Enjoyトマト!!福とまとの中の人(Tw:@fukutomatotw/IG:@fuku.tomato)です★

パスタ料理は世界中で愛されており、アレンジもしやすく実に様々な種類のソースと合わされて食べられています。

トマト系ソース、クリーム系ソース、カレーソース、バター醤油…
例を出し始めると次々と出てきちゃうくらいバリエーション豊かです。

数えきれないほどあるパスタのレシピですが、トマト好きたる私は専らトマト系ソースが大好きですが、トマト系パスタレシピだけでもたくさん存在しています。

この記事ではトマト系のパスタ料理にフォーカスを当てて発祥国別料理名とその特徴を紹介しています。

定番から珍しいものまでご紹介いたしますので、新しい発見があれば幸いです♪

この記事でわかること
  • トマト系パスタソースの種類(2023年2月現在16種類紹介しています)
  • 似たレシピの違い(カレッティエッラとアラビアータの違い等)
  • どこの国のレシピか(発祥地)
  • どんな風に調理されているか(簡単なレシピ)
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日本発祥パスタレシピ

ナポリタン

喫茶店の定番メニューのナポリタンは実は日本発祥のパスタレシピです。

トマトケチャップの甘辛さとコクが特徴のパスタで、タバスコや粉チーズとの相性も抜群です。

どんな料理?
  1. オリーブオイルやバターを使って玉ねぎ・ピーマン・ソーセージなどの具材を炒める
  2. ケチャップを加え、茹で上がったスパゲッティに絡めながら更に炒めたら完成

あんかけスパゲティ

1960年代に愛知県名古屋市発祥のトマトベースの中華餡のパスタレシピ。
「スパゲティハウスヨコイ」の創業者 横井博さんによって考案されました。

現在では名古屋の名物として様々な店飲食店や市販食品で提供されています。

どんな料理?
  1. 茹で上がった太めのスパゲッティと玉ねぎ・ピーマン・ソーセージ等の具材を油で炒める
  2. トマトベースのあんかけソースをつくる
  3. お皿にスパゲッティとあんかけソースをよそい完成
  4. お好みでエビフライ等の揚げ物をトッピングしても〇

元祖ヨコイのあんかけソース

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イタリア発祥パスタレシピ

アラビアータ

”アラビアータ”はイタリア語で「怒り」や「おこりんぼう風」という意味を持ちます。
その名から連想できるように、ピリ辛なのが特徴の唐辛子をふんだんに効かせた辛いトマトソースのレシピです。

パスタの種類はソースが良く絡みやすい事からペンネを使われる事が多いようです。

どんな料理?
  1. ニンニクと多めの鷹の爪をオリーブオイルで炒め香りを出す
  2. トマトピューレを加え、塩コショウで味を調え煮詰める
  3. パスタをフライパンに加えさっと絡めて完成
  4. お好みでバジリコなどのハーブを添える

カレッティエッラ

イタリア フィレンツェ発祥のニンニクと唐辛子が効いた辛いトマトソースのレシピです。

"カレッティエッラ" はイタリア語で「馬車引き」という意味を持ちます。
馬引きを生業にしていた者が寒い季節に客を待っているときや仕事の合間に、身体を内から温めるために唐辛子を使って食べた事が由来と言われています。

どんな料理?
  1. ニンニクと多めの鷹の爪をオリーブオイルで炒め香りを出す
  2. トマトピューレを加え、塩コショウで味を調えソースを温める
  3. パスタをフライパンに加えさっと絡める
  4. 仕上げにパセリを振りかけて完成

アラビアータとカレッティエッラの違いは?

先ほど紹介したアラビアータとカレッティエッラは材料もほぼ同じで「何が違うの?」と疑問に思われるかもしれませんが、相違点としては下記の通りです。

アラビアータトマトを加えた後、水分を飛ばしながら煮込む
カレッティエッラトマトを加えた後、温める程度で火からおろす

カレッティエッラは、馬引きの仕事の合間など時間が限られている中で食べられていたレシピのため、煮込み時間が短いのでしょうかね?

ペスカトーレ

”ペスカトーレ”はイタリア語で漁師の意味を持つことから連想できるように、魚介類を使ったトマトベースのパスタレシピです。

漁師が商品価値の低い魚や売れ残りの魚介類をまとめてトマトソースで煮込んだものがペスカトーレの始まりと言われています。

どんな料理?
  1. みじん切りにしたニンニクをオリーブオイルで炒め香りを出す
  2. 魚介類(あさり・ムール貝・イカ・えび・ホタテなど)と白ワインを加え蓋をし蒸す
  3. トマトを加えてじっくりと煮込む
  4. お皿にパスタとソースをよそって完成

ボンゴレ・ロッソ

”ボンゴレ” の語源は「アサリ・ハマグリなどの二枚貝」と言われており、二枚貝が必須で使うトマトベースのレシピです。

またトマトを使わないボンゴレレシピもあり、ボンゴレ・ビアンコと呼ばれ区別されています。

どんな料理?
  1. みじん切りにしたニンニクをオリーブオイルで炒め香りを出す
  2. 二枚貝(あさり・はまぐり)と白ワインを加え蓋をし蒸す
  3. トマトを加えてじっくりと煮込む
  4. お皿にパスタとソースをよそって完成

ペスカトーレとボンゴレの違いは?

先ほど紹介したペスカトーレもボンゴレもほとんど調理方法が同じですよね。
決定的な相違点としては下記の通りです。

ペスカトーレ具材に魚介類(種類は特に決まりはない)を使ったレシピ
ボンゴレ具材に二枚貝のみを使ったレシピ

この定義で言うと、ボンゴレは広い意味で言うとペスカトーレって事になっちゃいますよね。
ややこしい!!(笑)

ポモドーロ

”ポモドーロ” はイタリア語で「トマト」という意味を持ち、その名のとおりとてもトマトのシンプルなパスタソースレシピです。

イタリアでは「パスタ・アル・ポモドーロ(トマトのパスタ)」と呼ばれているようです。

どんな料理?
  1. みじん切りにしたニンニクをオリーブオイルで炒め香りを出す
  2. トマトと塩を加え煮詰める
  3. パスタをフライパンに加えさっと絡める
  4. お皿に盛り、フレッシュバジルを添えて完成

マリナーラソース

マリナーラソースはトマトソースの一つで、ハーブ(バジルやオレガノ)を一緒に煮込んで作られたシンプルなソースです。
肉類が入っていないのであっさりした味わいにはなりますがじっくり煮込む事でトマトのコクを感じられ、パスタの他にもピザなどの料理にも使われています。

”マリナーラ” はイタリア語で「船乗り」という意味を持ち、イタリアナポリの船乗りが良く食べていたとされた事から名づけられたと言われています。

どんな料理?
  1. みじん切りにしたニンニクをオリーブオイルで炒め香りを出す
  2. トマトと塩コショウを加え煮詰める
  3. ハーブを振りかけ、パスタをフライパンに加えさっと絡めて完成

アマトリチャーナ

豚肉の塩漬け(パンチェッタ、グアンチャーレ、ベーコンなど)を使ったトマトソースのレシピです。
イタリア・ローマの山間町アマトリーチェが発祥でその地名が ”アマトリチャーナ” の由来と言われています。

トマトを使わないアマトリチャーナも存在し、アマトリチャーナ・ビアンコと呼ばれる事もあります。
区別するため、トマトが入っているものはアマトリチャーナ・ロッソとも言います。

どんな料理?
  1. パンチェッタやグアンチャーレやベーコン(豚肉の塩漬け)・玉ねぎをオリーブオイルで炒める
  2. トマトと塩コショウを加えて煮こむ
  3. パスタとソースを和え、ペコリーノ・ロマーノチーズをたっぷりかけて完成

トンノ・ロッソ

まぐろ(ツナ缶)を加えたトマトソースとパスタを和えたレシピです。

”トンノ”とはイタリア語で「マグロ」、”ロッソ” は「赤」を意味します。

どんな料理?
  1. ニンニクと鷹の爪をオリーブオイルで炒め香りを出す
  2. トマトと塩コショウを加え加熱する
  3. ツナの缶詰を加えてさっと火を通す
  4. パスタとソースを和えて完成

プッタネスカ

トマトソースをベースにしたブラックオリーブ、アンチョビ、唐辛子などの塩味や酸味に特徴のあるパスタです。

”プッタネスカ” とはイタリア語で「娼婦風」を意味します。
「娼婦風」と言われている由来は諸説あり「忙しい娼婦があり合わせのものを混ぜてパスタにして食べていた」「辛みや塩味などの刺激的な味わいが娼婦を連想させるから」「娼婦がお客様をもてなすために作っていたパスタ」などなど…たくさんの説があり、正解は不明のようです。

どんな料理?
  1. ニンニクと鷹の爪をオリーブオイルで炒め香りを出す
  2. アンチョビ・ケッパー・ブラックオリーブ加え炒め香りを出す
  3. トマトを加えて煮込む
  4. パスタとソースを和え、炒めたパン粉をかけて完成

ボロネーゼ

イタリアのボローニャ地方発祥の粗ひき肉とトマトを煮込んだレシピです。

本場イタリアでは、タリアタッレという平たいパスタと和えて作られるのが一般的です。
牛乳や生クリームを加えるレシピも存在するようです。

どんな料理?
  1. 玉ねぎ・セロリ・人参などの野菜と牛粗ひき肉を良く炒める
  2. トマトと赤ワイン、調味料を加え汁気がなくなるまでじっくりと煮込む
  3. お皿にパスタとソースをよそって完成

アメリカ発祥パスタレシピ

ミートソース

イタリア発祥のボロネーゼのレシピがアメリカに渡りアレンジされて生まれたと言われています。
ひき肉とトマトを煮込み、ケチャップ等を加えた少し甘めなソースです。

どんな料理?
  1. 玉ねぎと牛ひき肉を炒める
  2. トマトを加え程よくとろみがつくまで煮込む
  3. ケチャップ・ウスターソース・砂糖等の調味料を加えひと煮立ちさせる
  4. お皿にパスタとソースをよそって完成

ボロネーゼとミートソースの違いは?

イタリア発祥レシピで紹介したボロネーゼと、ボロネーゼをアレンジしたアメリカ発祥のミートソースの違いがイマイチわからない…と感じている方も多いと思います。
決定的な相違点としては下記の通りです。

ボロネーゼソースの汁気がなくなるまで煮込むため、そぼろ状。
粗めのひき肉を使うレシピが多い。
ミートソースソースの汁気は多め。
ケチャップや砂糖を使うため、ボロネーゼより甘めの味わい

しかし日本での市販品や飲食店では「ボロネーゼ」と「ミートソース」を明確に区別していない場合も多く、どちらも ”ひき肉をトマトで煮て味付けしたもの" と解釈しておいても良いでしょう。

ただ本場イタリアの人からすると、ミートソース寄りなのにボロネーゼと名乗っているのは「けしからん!」と感じる人もいるとかいないとか…;;

スパゲッティ・ウィズ・ミートボール

これぞアメリカ!なインパクトのあるトマトベースのミートボールを乗せたパスタ。
1920年代にアメリカパスタ協会によってレシピが公開されましたが、20世紀初頭にイタリア系移民のアメリカ人が初めて作ったという説もあります。

アメリカでは一般的な食事のため、様々な映画やドラマにも頻繁に登場しているそうです。
日本でも 宮崎駿監督のルパン三世の映画「カリオストロの城」でも登場しています!

どんな料理?
  1. にんにく・玉ねぎを油で炒める
  2. トマトとミートボールを加え程よくとろみがつくまで煮込む
  3. ケチャップ・ウスターソース・塩コショウ等の調味料を加えひと煮立ちさせる
  4. パスタとソースを和えて完成

フランス発祥パスタレシピ

アメリケーヌソース

オマール海老から出た旨味がぎゅっと凝縮されたクリームソースで和えたパスタ。
日本でいう所のトマトクリームパスタが近いかもしれません。

1850年代にフランス人シェフがあり合わせの材料で作った料理をアメリカ人の友人に振舞った際、料理名を聞かれてとっさに「オマール海老のアメリカ風」と答えた事がキッカケで「アメリケーヌソース」が誕生したと言われています。

どんな料理?
  1. にんにく・みじん切りにした香味野菜を加えオリーブオイルで炒め香りを出す
  2. エビの殻を加えさらに炒め、白ワインやブランデーを投入する
  3. トマトを加え汁気がなくなるまでじっくり煮込む
  4. ソースをザルなどでこしたソースを再び火にかける
  5. 沸騰する前に火からおろし、生クリームを加える
  6. パスタに和えて完成

ピペラードソース

ピペラードはフランスバスク地方の家庭料理の一つで、ピーマン・唐辛子・たまねぎをトマトで煮込んだレシピ。
パスタ用のソースというわけではなく、オムレツに添えるソースや肉や魚料理にも使われるとても汎用的なソースです。

どんな料理?
  1. にんにく・玉ねぎをオリーブオイルで炒め香りを出す
  2. 赤唐辛子・ピーマン・トマト・塩コショウ加え、じっくり煮込む
  3. パスタに和えて完成

マイトマトパスタを見つけてみよう♪

トマト系のパスタだけでも結構種類がありましたね。
似たようなレシピでも「明確な区別ポイント」があって、料理の奥深さも感じられました。

気になるレシピがあったら是非作ってみてください^^

ここで紹介しきれていないトマト系パスタもたくさんあると思いますので発見次第記事を更新していきますのでこうご期待です^^

もしトマト系パスタの「こんなレシピ知っているよ!教えてやっても良いよ!」という心のお優しい方いらっしゃいましたらお問い合わせフォームからご連絡くださると嬉しいです…!!

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